授業紹介:考古学実習
考古学はモノ資料から過去の人類文化を復原する学問です。モノ資料を分析・研究するためには、特別な知識・技術が必要となります。考古学実習はそれらを学ぶ授業です。
前期には考古学の基礎的な知識や技術を勉強し、夏休みには実際にフィールドへ出て、大学院生や上級生を中心に学生主体で文化財学実習(発掘調査)をします。後期には、自分たちが掘り出したモノを扱い、年度末には調査成果をまとめた報告書を作成します。1年を通して、実際の資料を用いて考古学の実践的方法を学ぶことができます。
地形の測量
遺跡の地形は精確に記録しておく必要があります。「平板」と「レベル」という道具を使って測量をしています。
遺物の実測
実測は、遺物の特徴や製作技法などを図面上に表現する作業です。上級生が1年生に実測の方法を教えています。
発掘調査(南房総市永野台古墳 2015年9月)
夏休み中に前期の授業で学んだ知識や技術を活かして、約2週間の発掘調査を行ないます。
紹介者:髙坂勇佑、清水舞琴、横田真名望