学生による文学部授業紹介

ドイツ語史演習(国際言語文化学コース専門科目)

授業紹介:ドイツ語史演習

この授業では、10世紀~13世紀ごろのドイツ語である中高ドイツ語の作品を講読します。現代ドイツ語の文法や語彙、発音などと異なる点もあるため、初めの数回の授業にて中高ドイツ語の文法についての基本的なことを学び、その後作品を読み始めます。作品のすべてを読むことは難しいため、先生があらかじめピックアップした部分の講読を行います。今までは『ニーベルンゲンの歌(Das Nibelungenlied)』や『トリスタンとイゾルデ(Tristan und Isolde)』などの作品を読みました。またこの授業を受講するためにはドイツ語をすでに学習していることが望ましいとされています。これは現代ドイツ語を知っていることが中高ドイツ語を読むうえで助けになるからです。例えばkünig→König(王)やouge→Augen(目)のように中高ドイツ語の中にも現代ドイツ語と綴りや発音が似ていることから単語の意味が分かることがあり、現代ドイツ語の知識が役に立ちます。この授業はドイツ語の古典に触れながらさらにドイツ語の面白さに気付くことができる授業です。

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