学生による文学部授業紹介

近代文学論演習(日本・ユーラシア文化コース専門科目)

授業紹介:近代文学論演習

「近代文学論演習」は、文学作品を読み解く時のノウハウ、方法を学ぶことになります。学部の授業ですから、基礎的な文学作品研究の方法論です。この方法に接した時、「ははァ、こういう風に分析するんだ!」と右手の拳で左の掌を打ったものです。

一年を通じ、ある作家をテーマにとりあげ、その作品を受講者が分担して読み解いてゆきます。基本的には一人が一作品を担当して、読解した成果をレジュメにまとめ、発表します。そして参加者全員で意見交換をし、理解を深めてゆきます。

高校生まで小説や詩が好きで多くの作品を読んでこられた方も多いでしょう。国語の先生の授業が面白かった思い出のある方もいらっしゃるでしょう。

方法論は先生が提示してくれます。後は自分流で。良いレジュメが出来たとき、自己満足であっても達成感一杯です。(自信はありませんけどね。)

最後に、教室では、積極的に発言しましょう。あまり力まずに、小さな感想でも、「こんなことでも?」というような内容でも手を挙げて発言しましょう。シーンとした無言の教室風景、耐えられますか?「顰蹙かな?」と思っても、いや、そんなことは気にせずに発言しましょう。教室の事は教室だけで終わりにして、教室外には引きずらない。(多分、皆さん、覚えてませんけど。)あとは先生がまとめてくれます。

学修経験者の結論は、「文学作品研究の方法論、面白いですよ!」。

紹介者:鈴木啓司

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