授業紹介:フランス文学演習
この授業では、マルグリット・デュラスのHiroshima mon amour (Gallimard, 1960)の脚本を精読することで、自分でフランス語を和訳する力をつけます。それに加えて、映画の技巧についても分析し、20世紀のフランス文学特有のあえて一貫性を持たせず、読者に解釈を委ねるヌーヴォー・ロマン(Nouveau Roman)と呼ばれる小説の傾向を学びました。日本の文学ではあまりみられないスタイルであるため、理解が難しい部分もありましたが、先生の丁寧な説明のおかげで、これまで慣れ親しんでこなかった文章にもかかわらず、面白みを感じることができました。ただ和訳するだけにとどまらず、当時の時代背景も考慮して解釈するため、フランス語という言語を学びたい人も、フランスの文学、文化を学びたい人も、楽しんで受講できるはずです!
言語や文化を学ぶことは、新しく自分が興味を持てることを見つけるきっかけになると思います。千葉大学文学部で、一緒に楽しくフランスについて学びませんか?