文学部オープンキャンパス|受験案内

文学部についての説明会を毎年開催しています。

文学部説明会は全学の行事“千葉大学オープンキャンパス”の一環で毎年7月下旬と8月下旬、11月上旬(大学祭期間中)の計3回、開催しています。7月と8月の説明会に参加するには事前の申し込みが必要です。申し込み、詳細については、千葉大学ホームページ内のオープンキャンパスページをご覧ください。11月の説明会には申し込みは必要ありません。

2019年度説明会

2019年夏季文学部オープンキャンパス  7月28日(日)

実施日時

第一部 10:00~12:00
第二部 14:00~16:00

集合場所・受付開始時間

※コース毎に受付場所が異なります。(西千葉キャンパスマップ
行動科学コース:法政経学部棟玄関前
歴史学コース:総合校舎3号館
日本・ユーラシア文化コース文化コース:総合校舎3号館
国際言語文化学コース:総合校舎2号館

第一部 9:30受付開始予定
第二部 13:30受付開始予定

参加申し込み

千葉大学ホームページオープンキャンパス申込受付サイトから、お申込みください。

http://www.chiba-u.ac.jp/exam/event/opencampus.html

お申し込みをされたコースで、コース紹介、学生による学生生活紹介のほか、模擬授業を行います。

行動科学コース(このコースでは,後半は専修ごとに分かれて模擬講義等を行います。)

哲学専修:担当教員 山田圭一 講義内容「aiboをたたくのは悪いこと?――ロボットを巡る心の哲学と倫理学――」
もしもあなたが隣にいる人をたたいたとしたら、悪いことをしたと責められるでしょう。それはきっと人間だけではなく、犬や猫が相手だったとしても同じでしょう。では、犬型ロボットのaiboをたたいた場合はどうでしょうか。同じように、悪いことをしたことになるでしょうか。ここには、「何をすることが悪いことなのか」という倫理学の問題と「ロボットは心をもつのか」という心の哲学の問題がともに含まれています。今回はこの問いを通じて、哲学的に考えることの醍醐味を味わってもらいたいと思っています。

認知情報科学専修:担当教員 牛谷智一 講義内容「新しい融合領域――認知情報科学――」
認知情報科学は,情報科学と心理学と生物学と統計学と人工知能研究の融合した新しい学問領域です。我々は,人間をはじめとする高度な中枢神経系を持つ生物が,どのように我々の身の回りの世界を認識しているか,そしてその認識に基づいてどのように行動しているか,情報処理の観点からの解明を目指しています。模擬講義では,一部の研究の概略を紹介します。その後,希望者には実験装置の見学ツアーを実施します。

心理学専修:担当教員 木村英司 講義内容「見るはたらきの実験心理学」
心理学は人間の心について研究する学問ですが、自分や他の人たちの心について思いを巡らすことは、普段の生活の中で誰もが行っています。こうした心についての日常的な考察と学問としての心理学は、どう違うのでしょうか?模擬授業では「見る」はたらきについて紹介しながら、心理学が実証に重きを置く学問であることを解説します。

社会学専修:担当教員 西阪仰 講義内容「犯罪が増えると社会はよくなる?――社会学という視点――」
社会学を勉強したいと考える学生のみなさんにその理由を尋ねると,「社会学は,他の分野と違って,いろいろなことを多角的に学べるから」という答えがよく返ってきます.たしかに,社会学は,国家や家族から,会話や一瞬のしぐさまで,あらゆることを対象とすることができます.しかし,それは,きわめて限定された視点のもとでなされます.その限定された視点とはなんなのか ― これを解説してみたいと思います.

文化人類学:担当教員 髙橋絵里香 「なぜ北欧雑貨には複数形が使われるのか――文化人類学の考えかた――」
日本語では、ものに複数形を使うことは基本的にありません。ところが、最近日本でも人気のある北欧デザインの商品については「素敵な雑貨たち」としばしば表現されています。これはいったいどうしてなのでしょうか。文化人類学は人間の「文化の多様性」について研究する学問だと考えられています。ただ、グローバル化する現代社会において、純粋で明確な「文化」を抽出することは簡単ではありません。この模擬授業では、「異文化」というものがどのように認識され、やりとりされているのかを、フィンランドの事例から考えていきます。

歴史学コース

担当教員:岩城高広 講義内容「戦争遺跡から考える東南アジアと日本」
千葉市内には、多くの戦争遺跡があります。このうち鉄道連隊の演習場だった千葉公園には、トンネルや橋脚がモニュメントとして残されています。鉄道連隊はアジア・太平洋戦争のとき、泰緬鉄道の建設にも従事しました。モニュメントを手がかりにして、戦争の時代の東南アジアと日本について考えてみましょう。

担当教員:池田忍 講義内容「「アート/美術」とは何か ――100円ショップの時代に」
「アート/美術」とは、何をさすのでしょうか。現代の私たちの生活の中で、それはどんな意味を持つのでしょうか。近代の歴史を振り返ると、「美術」の領域を広げ、作る人、見る人、楽しむ人を拡大しようと、さまざまな試みがなされてきました。「民芸」・「農民美術」・「手芸」をキーワードに、人が「アート」を通じて、他の人や社会と繋がろうとしてきた歴史を考えてみたいと思います。

日本・ユーラシア文化コース

担当教員:柴佳世乃 講義内容「中世人と夢」
古代中世において、夢は、異界からのメッセージであり、また現実とひと続きのものでした。人々は夢を信じ、夢には時に現実を変えていくほどの力があったのです。現代にはおよそ継承されていない、それら古代中世の夢のかたちをいくつかの文献から辿り、〈夢〉を通じて中世文学・文化を紐解きます。

担当教員:中川裕 講義内容「アイヌ民族の英雄叙事詩」
アイヌ民族は日本の先住民族であり、そのことは2019年4月に国会で成立した新しい法律によって、国がやっと正式に認めました。しかし、日本人の大半は彼らについてほとんど知りません。ここでは彼らの伝承文学であるユカㇻ「英雄叙事詩」を紹介し、アイヌ民族への関心の糸口にしてもらいたいと思います。

国際言語文化学コース

担当教員:山本裕子 講義内容「ディズニーのアメリカ」
世界で一番有名なネズミのキャラクター。何故このキャラクターがそこまで有名になったのか考えてみたことはありますか?歴史を紐解いてみれば、このキャラクターの誕生が、1920年代米国における大衆文化の発展と深い繋がりがあることがわかります。ミッキー誕生秘話から、アメリカ大衆文化の開花について学びましょう。

2019年度夏季文学部オープンキャンパス 8月16日(金)

※コース別にはわかれず、文学部全体説明会となります。

実施日時

第一部 10:00~12:00
第二部 14:00~16:00

集合場所・受付開始時間

西千葉キャンパスマップ
法政経学部棟玄関前にお集まりください。

第一部 9:30受付開始予定
第二部 13:30受付開始予定

参加申し込み

千葉大学ホームページオープンキャンパス申込受付サイトから、お申込みください。

http://www.chiba-u.ac.jp/exam/event/opencampus.html

内容

  1. 文学部紹介
  2. 各コース在学生による学生生活紹介
  3. 模擬授業 担当教員 岡部嘉幸 「若者ことば」を文法的に考える ―「違かった」って「違くない?」―
  4. 質疑応答(全体、コース別)
問い合わせ

文学部学務グループ Tel 043-290-3631

2019年度 千葉大学秋季オープンキャンパスは以下のように開催予定です。

【開催日】2019年11月3日(日)
●事前の申込は原則不要です。
●当日は千葉大学祭の最終日となります。
●詳細については後日,千葉大学ホームページでお知らせいたします。

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