卒業生からのメッセージ

'15 国際言語文化学科(現:国際言語文化学コース) Tさん

'15 国際言語文化学科(現:国際言語文化学コース) Tさん, 官庁に就職

就職活動体験記

 私は地元の地方公共団体に就職しました。ここに私の就職体験を記したいと思います。皆さんの参考になれば幸いです。

 私は3年生の12月頃に公務員を目指すことを決意し、公務員試験の勉強を始めました。しかしこの頃は授業やサークル活動、アルバイト、そして3年次論文で忙しく、なかなか勉強が進みませんでした。このままではいけないと思い、翌年2月から大学近くの予備校に通い始めました。4年生からは大学の授業は取らずに試験勉強に専念しました。しかし、その成果を実感出来ないうちに公務員試験シーズンが始まりました。5月末から様々な職種の筆記試験を受験しましたが、全く手応えがなく、案の定不合格通知が続きました。諦めかけていたとき、第1志望である地元の地方公共団体から筆記試験の合格通知を頂きました。喜びに浸る間もなく、面接試験の練習を始めました。最近は公務員試験でも面接重視の場合が多く、本来ならば何回も練習を重ねておく必要があります。私の場合は十分な練習が出来ないまま8月初旬に面接試験を受けることとなりました。やはり出来は芳しく無く、試験終了後は気持ちを切り替えて民間企業の就職活動をしました。ところが8月末、予想外の最終合格通知を頂き、就職活動を一段落させることが出来ました。その後は卒業論文に取り組みながら、残りの大学生活を過ごしました。

 就職活動を終えての一番の感想は、「もう少し早く準備していれば」ということです。早くから公務員を目指すことを決めて対策を始めておけば、こんなに慌ただしい就職活動にはならなかっただろうと後悔しました。今回は運良く合格出来たから良かったものの、そうでなければ就職活動が長引き、卒業論文にも影響が出ていたかも知れません。今後数十年の人生を決める大事な選択ですから、皆さんはなるべく早い時期から就職のこと考え、準備をして欲しいと思います。公務員試験は科目が多く、十分な勉強時間を確保する必要があります。特に文学部生の場合、法律や経済など主要科目で遅れを取りがちです。少しでも公務員を目指すつもりがあるなら、1、2年生からでも勉強を始めておいて損はないと私は思います。(公務員試験の勉強は民間企業の就職試験でも役に立ちます。)そうすれば十分な面接対策が出来ますし、合格への道もぐんと縮まるでしょう。

 とはいえ、実際には一人ひとり様々な事情があります。私のように遅めの就職活動のスタートを切る人もたくさんいます。しかしそういった場合であっても過度に心配する必要はありません。周りの先生方が親身になって相談に乗って下さいますし、就職支援課の充実したサポートもあります。公務員を目指す場合、学内で講座や模擬試験が受けられますし、予備校の先生方の講義や相談会も開催されます。皆さん、就職活動に対する不安は大きいとは思いますが、千葉大学では多くの支援が受けられます。それらを活用すれば、きっと就職活動を成功させることが出来ると思います。大変かも知れませんが、頑張って下さい。応援しています。

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