教員要覧

秋葉淳

秋葉淳 (アキバジュン)

  • 歴史学コース
  • 歴史学専修
  • j-akiba@faculty.chiba-u.jp
  • 電話番号: 非公開

略歴

2002年 東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻博士課程単位取得退学
2003年 博士(文学)、東京大学
2007年 財団法人東洋文庫客員研究員(〜現在)
2009年9月〜2010年6月 コチ大学アナトリア文明研究センター・シニアフェロー

研究内容

専門はオスマン帝国史。17世紀から19世紀のオスマン帝国社会の変容に関心をもって研究を進めています。とくに以下のテーマに取り組んでいます。1)裁判官の組織、制度、社会的背景などに焦点を当てて、オスマン帝国の国家と社会の変容を探る研究。2)伝統的な学校や近代的学校制度の歴史を社会的文脈で捉える教育社会史研究。3)法廷台帳を利用して、オスマン社会における法の実践、適用などを探究する法社会史的研究。4)オスマン社会における読むことと書くことに関する歴史的研究。

授業では、1、2年生向けにイスラームの誕生から19世紀頃までを概観する入門的な講義、専門科目として、オスマン帝国の通史や、主にオスマン帝国史における民族と宗教、法と社会、文字文化と教育といったテーマ別の講義、オスマン帝国史に関連する英語・日本語の文献を読む演習などを行っています。また、普遍教育ではトルコ語の授業も担当しています。

主要な所属学会

日本中東学会、史学会、歴史学研究会、社団法人日本イスラム協会、日本オリエント学会  
The Middle East Studies Association of North America

主要な研究業績

https://researchmap.jp/read0076957 も参照

著書(共著)

  • 『ユーラシア近代帝国と現代世界』宇山智彦(編),ミネルヴァ書房,2016年2月,44-65頁:「帝国とシャリーア:植民地イスラーム法制の比較と連関」
  • 『自己語りと記憶の比較都市史』渡辺浩一,ヴァネッサ・ハーディング(編),勉誠出版,2015年11月,199-216頁:「オスマン社会における都市の記憶と自己語り史料―18世紀末~19世紀初頭のイスタンブルとサラエヴォ」
  • Eurasia’s Regional Powers Compared: China, India, Russia, ed. Shinichiro Tabata (Oxon and New York: Routledge, 2015), pp. 171–187: “Empires and Sharia: A Comparison of Colonial Islamic Legal Systems.” 
  • 秋葉淳・橋本伸也編『近代・イスラームの教育社会史―オスマン帝国からの展望』昭和堂,2014年11月,1–50, 78–112, 188–193, 291-295頁:「序章」,第1章「「伝統教育」の持続と変容」,第3章「オスマン帝国の新しい学校」,「第I, II, III部イントロダクション」,「あとがき」.
  • 『福祉国家と教育―比較教育社会史の新たな展開に向けて』広田照幸・橋本伸也・岩下誠編,昭和堂,2013年11月,141-157頁:「オスマン帝国における近代国家形成と教育・福祉・慈善」
  • 『オスマン帝国史の諸相』鈴木董編,東京大学東洋文化研究所・山川出版社, 2012年3月,294-320頁:「オスマン帝国の制定法裁判所制度―ウラマーの役割を中心に」
  • 『国民国家の比較史』久留島浩・趙景達編,有志舎,2010年3月,437-453頁:「19世紀オスマン帝国における改革と抵抗—1840–41年のアナトリア」
  • Development of Parliamentarism in the Modern Islamic World, ed. Sato Tsugitaka (Tokyo: The Tokyo Bunko, 2009), pp. 176-204: “The Local Councils as the Origin of the Parliamentary System in the Ottoman Empire.”
  • 『トルコにおける議会制の展開―オスマン帝国からトルコ共和国へ』粕谷元編,東洋文庫,2007年,95-129頁「オスマン帝国における代議制の起源としての地方評議会」
  • Imperiology: From Empirical Knowledge to Discussing the Russian Empire, ed. Kimitaka Matsuzato (Sapporo: Slavic Research Center, 2007), pp. 33-47: “Preliminaries to a Comparative History of the Russian and Ottoman Empires: Perspectives from Ottoman Studies.” PDF
  • 『戦争の時代と社会--日露戦争と現代』安田浩・趙景達編,青木書店,2005年,123-142頁:「日露戦争とイエメン-日本とオスマン帝国のアナロジー」
  • Frontiers of Ottoman Studies, ed. Colin Imber and Keiko Kiyotaki (London: I. B. Tauris, 2005), vol. 1, pp. 43-60. "From Kadı to Naib: Reorganization of the Ottoman Sharia Judiciary in the Tanzimat Period."

論文

  • 「タンズィマート以前のオスマン社会における女子学校と女性教師:18世紀末〜19世紀初頭イスタンブルの事例から」『オリエント』56(1) (2013), 84-97.
  • “Ertuğrul Fırkateyni ile Japonya’ya Ulema Gönderme Girişimi.” Annals of Japan Association for Middle East Studies, 29-1 (2013), 129-143(「エルトゥールル号による日本へのウラマー派遣の試み」).PDF(CiNii)
  • 「タンズィマート初期改革の修正―郡行政をめぐる政策決定過程(1841-42年)」『東洋文化』91 (2011), 219−241.
  • “The Practice of Writing Curricula Vitae among the Lower Government Employees in the Late Ottoman Empire: Workers at the Şeyhülislâm’s Office.” European Journal of Turkish Studies (E-journal), Thematic Issue N° 6, no. 6 (2007) (published December 2008). PDF
  • 「オスマン帝国末期リビアにおける司法制度の「オスマン化」」『東洋学報』90(2) (2008), 27-54.
  •  “Kadılık Teşkilâtında Tanzimat’ın Uygulanması: 1840 Tarihli Ta‘lîmnâme-i Hükkâm,” Osmanlı Araştırmaları / The Journal of Ottoman Studies (Istanbul), 29 (2007), 9-40.(「カーディー制度におけるタンズィマートの適用―1840年の法官訓令」)PDF
  • 「オスマン帝国末期イスラーム法官の4類型--法官組織に見る社会移動」『アジア・アフリカ言語文化研究』69 (2005), 65-97. PDF
  • 「近代帝国としてのオスマン帝国─近年の研究動向から」『歴史学研究』798(2005), 22-30.
  • “A New School for Qadis: Education of Sharia Judges in the Late Ottoman Empire,” Turcica: Revue d’études turques (Paris), 35 (2004), 125-163.
  •  “Bir Osmanlı Bürokratı ve Özel Yaşamı,” Tarih ve Toplum (Istanbul), 33/196 (2000) (「あるオスマン朝官僚の私的生活」『歴史と社会』)
  • 「オスマン帝国近代におけるウラマー制度の再編」『日本中東学会年報』13 (1998), 185-214. PDF(CiNii)
  • 「アブデュルハミト二世期オスマン帝国における二つの学校制度」『イスラム世界』50 (1998), 39-63.
  • 「オスマン朝末期イスタンブルのメドレセ教育─教育課程と学生生活」『史学雑誌』105/1 (1996), 62-84. PDF (CiNii)

訳書

  • 大河原知樹・秋葉淳・藤波伸嘉(共訳)「オスマン帝国憲法」『トルコにおける議会制の展開―オスマン帝国からトルコ共和国へ』粕谷元編,東洋文庫,2007年,1-19頁.
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