教員要覧

渡邊三津子

渡邊三津子 (ワタナベミツコ)

  • 日本・ユーラシア文化コース
  • ユーラシア言語文化専修
  • watanabemk@chiba-u.jp
  • 電話番号: 非公開

略歴

2005年 奈良女子大学大学院人間文化研究科 博士後期課程 修了、博士(理学)
2006年 総合地球環境学研究所 プロジェクト研究員
2013年 奈良女子大学 共生科学研究センター 研究支援推進員
2016年 国立民族学博物館 共同研究員(~現在)

研究内容

中央アジアや南アジアには、多様な自然環境のもと、さまざまな歴史、文化、生業をもつ人々が暮らしている。しかし、20世紀に入ると、人々の暮らしや文化、地域社会は大きな変貌を遂げた。環境に適応しつつ受け継がれてきた生業形態の変容に伴い、土地や水を含めた資源利用の在り方も変化した結果、土地の荒廃や水資源問題などが顕在化し、社会問題となっている。このような状況を踏まえ、さまざまな環境問題の背景となっている、生業、文化、地域社会の変容を明らかにすることを主要な研究テーマとしている。生業、文化、地域社会の変容は、さまざまな空間的スケールからのアプローチが可能であり、しかも対象とするスケールによって異なった地域特性や問題点が浮かび上がってくる。このため、インタビュー、文献調査、衛星画像の時系列判読などを通して、マルチ・スケールな視点から研究をおこなっている。

所属学会

日本地理学会、人文地理学会、日本沙漠学会(評議員:2014-、理事:2017-)、中央アジア学会

社会的貢献

一般財団法人片倉もとこ記念沙漠文化財団の理事(2013-)として、故片倉もとこの遺志を引き継ぎ、沙漠文化に関する調査および学際的研究の支援活動を通して若手研究者の育成に力を注いでいる。また、沙漠文化の「諒解」に寄与することを目的とする様々な活動(写真展示、教育、芸術活動)への支援を行っている。

主要な研究業績

著書(編集)

  • 『中央ユーラシア環境史第3巻激動の近現代』、総頁数301頁、臨川書店、2012年。

著書(分担執筆)

  • 「中央ユーラシアの自然環境とその変遷」、白石典之編『チンギス・カンとその時代』、136-156頁、勉誠出版、2015年。(共著)
  • 「生態―半乾燥地域における自然利用と暮らし-」、宇山智彦・藤本透子編『カザフスタンを知るための60章』、24-28頁、明石書店、2015年。(単著)
  • 「自然環境と人々のかかわり―地形、気候と氷河の役割」、宇山智彦・藤本透子編『カザフスタンを知るための60章』、18-23頁、明石書店、2015年。(共著)
  • 「カナートのしくみ・歴史・分布」、縄田浩志・篠田健一編『国立科学博物館叢書15 沙漠誌―人間・植物・動物が水を分かち合う知恵―』、104-114頁、東海大学出版部、2014年。(単著)
  • 「「社会主義的近代化」の担い手たちがみた地域変容―イリ河中流域を対象として―」、渡邊三津子編・窪田順平監修『中央ユーラシア環境史第3巻激動の近現代』、78-120頁、臨川書店、2012年。(単著)
  • 「中央ユーラシアの社会主義的近代化―カザフスタンとモンゴルの対比から」、渡邊三津子編・窪田順平監修『中央ユーラシア環境史第3巻 激動の近現代』、5-22頁、臨川書店、2012年。(共著)
  • 「沙漠での生活―活断層と防災」、沙漠学会編『沙漠の事典』、90頁、丸善株式会社、2009年。(単著)
  • 「宇宙からみた「平城京」」、『平城京-その歴史と文化-』、奈良県平城遷都1300年記念2010年委員会、2-3頁、小学館、2001年。(共著)

論文・報告書

  • 「地理学分野における新疆調査の状況」、中央大学政策文化総合研究所「日本とユーラシア社会―海洋と大陸の歴史・文化」プロジェクト研究報告書『日本とユーラシア社会:調査の現場から』79-93頁、2017年。(単著)
  • “Land Use and Cover Changes Due to Agricultural Development in Zharkent, Almaty Oblast, Kazakhstan”, Materials of the International Scientific Conference “Problems of Biodiversity Conservation Study and Sustainable Use of Bioresources”, devoted to the 70th Anniversary of Dr. Sci. Biol., Professor Nurtazin Sabyr Temirgalievich, Kazak National University, Almaty, pp.262- 269. December 6, 2016. (ISBN 978-601-04-2530-9). (単著)
  • “Distribution and Characteristics of Underground Irrigation Systems in the HEXI Corridor, China”, Proceeding of International scientific-practical conference “New methods of research in Archaeology” within the confines of the state program ‘THE PEOPLE IN THE FLOW OF HISTORY’ dedicated to the 25th anniversary of the Independence of the Republic of Kazakhstan”, Kazak National University, Almaty, pp.30-36, November 30, 2016. (単著)
  • 「青果物流通の変化にともなうカザフスタン地域農業の変容」、日本中央アジア学会報、12号、29-30頁、2016年。(単著)
  • 「水害常襲地域における流域社会の変容と災害対応に関する基礎的研究-新宮市熊野川町西敷屋地区を事例に-」、奈良女子大学地理学・地域環境学研究報告VIII、111-120頁、2015年。(共著・第一著者)
  • 「ナガランド南部の集落立地と周辺の土地利用の地域的差異について」、『平成25-26年度文部科学省科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究 成果報告書(研究代表者:小磯学)』、46-54頁、2015年。(単著)
  • “Perspectives on Sustainability Assessment: An Integral Approach to Historical Changes in Social Systems and Water Environment in the Ili River Basin of Central Eurasia, 1900-2008” World Futures: The Journal of Global Education, 68-8, 595-627. (DOI: 10.1080/02604027.2012.693852). 2012. (共著)
  • 「カザフスタン共和国アルマトゥ州における農牧業変遷の一事例」、『沙漠研究』21巻1号、17-23頁、2011年。(共著・第一著者)
  • 「社会主義的近代化の担い手たちの記憶―イリ河中流域パンフィロフ地区の人々-」、『オアシス地域研究会報』9巻1号、99-140頁、2011年。(共著・第一著者)
  • 「社会主義的近代化の担い手たちの記憶―アラル海流域クズルオルダ州の人々-」、『オアシス地域研究会報』9巻1号、141-144頁、2011年。(共著)
  • “Socialist Modernization and Landscape Change in the Middle Reach of the Ili River, Republic of Kazakhstan”, Mitsuko Watanabe and Jumpei Kubota (eds.)”Reconceptualizing Cultural and Environmental Change in Central Asia: An Historical Perspective on the Future“, Ili Project, Research Institute for Humanity and Nature, Kyoto, pp.205-215, 2010年.(共著・第一著者)
  • 「イリ河中下流域における農牧業の変遷-社会主義的近代化の前と後-」、『オアシス地域研究会報』8巻1号、164-170頁、2010年。(単著)
  • 「イリ河中流域における生活景観の変遷-流域に暮らす人びとの記憶-」、『オアシス地域研究会報』8巻1号、171-214頁、2010年。(共著・第一著者)
  • 「イリ河中流域における生活景観の変遷」、『オアシス地域研究会報』7巻1号、76-97頁、2009年。(共著・第一著者)
  • 「黒河中流域の土地被覆変化」、『沙漠誌ノート』5号、55-60頁、2008年。(単著)
  • 「シルクロード周辺地域におけるオアシスの立地と活断層」、『オアシス地域研究会報』6巻1号、5-9頁、2007年。(単著)
  • 「鶯落峡のダムと水路と活断層」、『オアシス地域研究会報』別冊、53頁、2007年。(単著)
  • 「衛星画像から見た奈良盆地と周辺の景観」、『奈良盆地における景観の再評価に関する基礎的研究(平成16年度~18年度科学研究費補助金 基盤研究(B)(2) 研究成果報告書)』(研究代表者:松本博之)、17-29頁、2007年。(共著)
  • 「CORONA衛星写真・衛星画像を利用した地形調査:中国タリム盆地・トルファン盆地の活断層を中心として」、『地形』27巻2号、171-185頁、2006年。(共著・第一著者)
  • 「中国甘粛省にみられるカレーズ様地下式灌漑水路の今昔」、『沙漠誌ノート』4号、22-24頁、2006年。(共著・第一著者)
  • 「中国新疆ウイグル自治区タリム盆地北西部の活断層分布」、『活断層研究』23号、109-115頁、2003年。(単著)
  • 「衛星画像からみたメコン河下流域の環境変化と地域変容」、『宇宙からの古環境調査-メコン河と東アジアの大河流域-(平成14年度報告書)』(研究代表者:坂田俊文)、119-138頁、2003年。(共著)
  • 「タリム盆地・トルファン盆地における石窟寺院の分布を規定する要因」、『シルクロード学研究』17号、77-92頁、2003年。(共著)
  • 「CORONA衛星写真ポジフィルムのデジタル化による利用とその有効性-中国トルファン盆地の活断層と遺跡を例に-」、『地学雑誌』111巻5号、759-773頁、2002年。(単著)
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