教員要覧

鶴田幸恵

鶴田幸恵 (ツルタサチエ)

  • 行動科学コース
  • 社会学専修
  • tsuruta-s@chiba-u.jp
  • 電話番号: 非公開

略歴

2007年3月 東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程修了
2012年4月 奈良女子大学助教を経て、千葉大学文学部准教授

研究内容

1997年から、東京を中心とするトランスジェンダー・性同一性障害のコミュニティにおけるフィールドワークを行っています。2007年からは、奈良・大阪・京都でもフィールドワークを始めました。中部地方、中国地方にも出かけています。

主な手法はインタビューデータの分析ですが、対面的相互行為におけるジェンダーに焦点を当てた分析を行っています。

当事者へのインタビューに加え、精神科医・臨床心理士・形成外科医などの医療者へのインタビューを分析・発表し始めました。

性同一性障害のカウンセリングの録音・録画調査も行っており、順次分析して発表しているところです。

現在、日本に浸透した性を越境する現象の医療化についてまとめようとしています。最近の世界的な脱医療化への方向転換が日本に影響を与える前には、また本を出版したいと考えています。

主要な所属学会

エスノメソドロジー・会話分析研究会、関西社会学会、日本社会学会、関東社会学会、日本女性学会、日本保健医療社会学会、GID学会

主要な研究業績

論文

  • “The Multi-layered Character of the Relevance of Sex Category.”
    『ジェンダーをめぐるコミュニケーション齟齬の研究――専門的概念の再帰性に着目して』自費出版 59-64 2014年
  • 「会話のリソースとして使われる「文化的地域差」――いかにして関西地方の性同一性障害医療が関東地方のそれと差異化されるか」『論叢クィア』 (4) 29-49 2011年11月
  • 「性別カテゴリーの特異性が現れる「『視界の秩序』――『性同一性障害』の人びとへのインタビューデータから」『女性学』 (16) 85-100 2009年
  • 「正当な当事者とは誰か――『性同一性障害』であるための基準」『社会学評論』 (233) 133-150 2008年
  • 「人びとの人生を記述する――『相互行為としてのインタビュー』について」
    『ソシオロジ』 (159) 21-36 2007年
  • 「介護ロボット開発に向けた高齢者介護施設における相互行為の社会学的分析」
    『電子情報通信学会誌』 J90-D(.3) 798-807 2007年
  • 「明言されていないカテゴリー使用を見る――セクシュアル・ハラスメントの会話における性別カテゴリー」『年報社会学論集』 (19) 37-48 2006年
  • 「性別判断における外見を見る『仕方』」『現代社会理論研究』 (14) 195-206 2004年
  • 「トランスジェンダーのパッシング実践と社会学的説明の齟齬――カテゴリーの一瞥による判断と帰納的判断」『ソシオロジ』 (151) 21-36 2004年
  • 「『心の性』を見るという実践――『性同一性障害』の『精神療法』における性別カテゴリー」『年報社会学論集』 (16) 115-26 2003年

書籍

  • 『概念分析の社会学2――実践の社会的論理』「性同一性障害として生きる――『病気』から生き方へ」ナカニシヤ書房 2016年
  • 『触発するゴフマン』「『他者の性別がわかる』というもう一つの相互行為秩序――FtXの生きづらさに焦点を当てて」 新曜社 2015年
  • 『現代社会学事典』「Doing Gender」弘文堂 2012年
  • 『社会学事典』「セクシュアリティ」日本社会学会事典編集委員会(編集)丸善 2010年
  • 「性同一性障害のカウンセリングの現実について――ここ十数年の調査から」明石書店叢書シリーズ 『差別と排除の[いま]第6巻 セクシュアリティの多様性と排除』好井裕明編,明石書店 2010年
  • 「いかにして『性同一性障害としての生い立ち』を持つことになるのか――実際のカウンセリングの録音・録画における『自分史をやる』活動に焦点を当てて」『〈当事者〉をめぐる社会学――調査での出会いを通して』宮内洋・好井裕明(編著)北大路書房 2010年
  • 『性同一性障害のエスノグラフィ――性現象の社会学』ハーベスト社 2009年
  • 『性同一性障害――ジェンダー・身体・特例法』「性同一性障害を抱える人びとの見解(1)――インタビューから明らかにされた特例法への評価」御茶ノ水書房 2008年
  • 『性同一性障害――ジェンダー・身体・特例法』「『金八』放送以降の知識の広まりは何をもたらしたか――FtMカテゴリー使用の論理」御茶の水書房 2008年
  • 『ワードマップ エスノメソドロジー』「性別を見る」新曜社 2007年
  • 『ジェンダーと社会理論』「会話における性別カテゴリーの使用」有斐閣 2006年
  • 『戦後日本女装・同性愛研究(中央大学社会科学研究所研究叢書16)』「女装者との差異を語る――『TS/TGであること』をする実践」中央大学出版部 2006年
  • 『ジェンダーと社会理論』「まなざしと外見」有斐閣 2006年
  • 『モバイル・コミュニケーション――携帯電話の会話分析』「名のりのない名のり――携帯電話における会話の始まり」大修館 2006年
  • 『繋がりと排除の社会学』「いかにして『ふつう』の外見に駆り立てられるのか?――トランスジェンダーにおけるまなざしの力を例に」明石書店 2005年
  • 『女性のデータブック――性・からだから政治参加まで(第4版)』「中絶と女性の権利」「セクシュアル・マイノリティ」有斐閣 2005年
  • 『わかりやすいコミュニケーション学――基礎から応用まで』「相互行為とコミュニケーション――ゴフマンとエスノメソドロジーの視点」三和書籍 2004年
  • 『戦後日本<トランスジェンダー>社会史III――基礎研究・資料続編』「医療系論文要約(第2章<トランスジェンダー>関連書誌要約)」戦後日本<トランスジェンダー>社会史研究会 2001年
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