教員要覧

高橋知之

高橋知之 (タカハシトモユキ)

  • 国際言語文化学コース
  • ヨーロッパ文化専修、超域文化専修
  • takatomo@chiba-u.jp
  • 電話番号: 非公開
  • 研究者総覧researchmap: https://researchmap.jp/ttomoyuki

略歴

2018年 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了
2018年 東京大学大学院人文社会系研究科 助教
2020年 千葉大学大学院人文科学研究院 助教

研究内容

19世紀ロシア文学の研究と翻訳に取り組んでいます。また、日本近代文学との比較研究にも関心があります。学部では、ロシア語の授業のほか、ロシア文学・比較文化に関する講義や演習を担当しています。大学院では、前期は散文、後期は韻文のテクストを扱い、ロシア語から日本語に翻訳する演習を行っています。昨年度は、プーシキン、レールモントフ、ドストエフスキー、トルストイ、ブーニン、横光利一、清岡卓行、後藤明生などの作家を取り上げました。詩歌や小説に関心のあるみなさんの参加を心待ちにしています。

主要な学会

日本ロシア文学会、日本比較文学会

主要な研究業績

著書

  • 『ロシア近代文学の青春――反省と直接性のあいだで』(東京大学出版会、2019年)
  • 『ドストエフスキー 表象とカタストロフィ』(分担執筆、名古屋外国語大学出版会、2021年)
  • 『ロシア文化 55 のキーワード』(分担執筆、ミネルヴァ書房、2021年)
  • 『ロシア文化事典』(分担執筆、丸善出版、2019年)

論文

  • 「小さな暴君の来歴――『ステパンチコヴォ村とその住人たち』の主人公について」 『現代思想』49巻14号、285-294頁、2021年。
  • 「小林秀雄とアポロン・グリゴーリエフ――日露における「実践的批評」の誕生」『れにくさ』東京大学文学部現代文芸論研究室、第10号、299-314頁、2020年。
  • 「隠された偶然――「運命論者」を中心とするレールモントフ『現代の英雄』論」『れにくさ』東京大学文学部現代文芸論研究室、第9号、95-112頁、2019年。
  • 「反省と漂泊――アポロン・グリゴーリエフの初期散文作品について」『ロシア語ロシア文学研究』日本ロシア文学会、第48号、89-110頁、2016年。
  • 「小さな預言者――若きプレシチェーエフと人格の構築」『スラヴ研究』北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター、第63号、79-109頁、2016年。
  • 「プレシチェーエフの青春――ペトラシェフスキー・サークルの「預言者」」『ロシア語ロシア文学研究』日本ロシア文学会、第45号、1-18頁、2013年。
  • 「損なわれた無垢――『骨董屋』との比較による『虐げられた人びと』論」『比較文学』日本比較文学会、第54号、7-21頁、2011年。
  • 「描かれない夢――「小さな英雄」を中心とするドストエフスキー初期作品の考察」『SLAVISTIKA』東京大学人文社会系研究科スラヴ語スラヴ文学研究室、第27号、1-18頁、2011年。
  • 「描かれた夢――ドストエフスキーとディケンズ『ステパンチコヴォ村とその住人たち』論」『ヴェルボンド』東京大学文学部現代文芸論研究室、第1号、87-104頁、2011年。

翻訳

  • ドストエフスキー『ステパンチコヴォ村とその住人たち』(光文社古典新訳文庫、2022年)
  • レールモントフ『現代の英雄』(光文社古典新訳文庫、2020年)
  • 『ポケットマスターピース 10 ドストエフスキー』(共訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2016年)
  • フランコ・モレッティ『遠読――〈世界文学システム〉への挑戦』(共訳、みすず書房、2016年)
▲ PAGE TOP